2017/05/05
西日
わたしは大事なものごとをよく忘れる。
その一方、ほんの何気ない情景や人の仕草、会話のやりとりなんかを、変なタイミングでふと思い出す事はしょっちゅうある。
普段はそんなこと、すっかり忘れているのだけれど、ふと、日常の中で、ずっと見つからなかったピースがはまるみたいに、その「なにか」の水面下の意識にふれたような気持ちになったとき、数珠つなぎのように、ぱぱぱっ、と繋がるものがある。
昨日、何気なく街を歩きながら、友が「いまくらいの時間のこの光の角度が好きなんだ。」
と言った横顔を、その奥にあるちょっとした憂いとか優しさとか純粋さとか、そのとき感じた彼女の原風景とかをぜんぶひっくるめて、きっとまたこれからもちょくちょく思い出す事になるんだろうな。。
直接的に差し出されたものより、そっと身に纏ってる雰囲気だとか、言葉のすみっこだとか、そういうもののほうが、核心に近いようなものごとは、この世の中にもっともっといっぱいある気がします。
そこを見つめて歩いて行く事は、時にしんどいと思うのだけれど、できるだけ、これからはより、人間的にそこには敏感で柔軟でありたいと願うのです。
2017/04/28
お久しぶりです。
1年以上、放置してしまったブログ。
SNSのつぶやきばかりですっかりこちらをおろそかにしてました。
もしかしたら、またこの先ずっと放置の可能性もあるし、
もしかしたら、今日からまたぼちぼち更新していくかもしれないけれど。
誰にも何にも追われず、こっそりと、自分のペースでいられる場所。秘密基地のよう。
・・・・・
まだ見かけている途中のNetflix限定のニーナシモンのドキュメント映画の中でニーナが
「いままで生きてきて、歌っている時だけは何度か自由になれる瞬間があった。」
と言っていた。
わたしは、世の中のたいがいのことは不自由でできていると思っている。
不自由って、ネガティブな意味合いだけじゃないよね。
「不自由」は「安心」と、「自由」は「孤独」とふたつでひとつ、みたいなとこがある。
幸せってそれらがある一点のバランスで成り立つなんともわがままな瞬間の奇跡なのかも知れない。
幸せに対する価値観がそれぞれなんて、あたりまえだよね。。
最近は、ちょっとずつ自分の中で変化が起きています。
ふっと湧くみずみずしい感情を忘れないようにポケットに集めている途中。
春ですねぇ。
ここをたまたま覗いてくれた貴重なあなたにも麗らかな春が訪れますように。
2016/01/20
編
ご無沙してしまいました!2016年、とっくに明けました。
HPの管理ちょっとさぼっていたので、こちらを覗いて下さってる方もなかなかいないかしら。
と思いつつ。。。汗
なんとなく更新してみます。
*
昨年末、風邪をこじらせていた母にネックウォーマーを編んであげようと思い立ち、
16、7年ぶりくらい(こういうとなんか自分がえらい年寄りに思える!)に編み針を持った。
以前編めていた感覚があるので、すぐにできるかと思っていたが大間違い。
編み針の持ち方、目の作り方、何もかも忘れていて、完全に初心者になっていた。
you tubeで基本をひとつひとつ確認しながら、編んではほどいての繰り返し。
ネックウォーマーの完成には思いのほか時間がかかったが、久々の編み物の感覚はやはり楽しかった。
今は100均でも編み針や毛糸が購入できるし、編み方に困ったらyou tubeで検索すれば大概How toが載っているので気軽に始めやすい。
余った毛糸で小さなポーチを作ったり、着なくなったセーターをほどいて、クラッチバックを作ったり。
次回は帽子を制作したいと目論んでいる。
自分で作って自分で使うぶんには、多少の目の凹凸やずれも手編みの味としてオッケーなのだが、人からもらったりするのはおそらく別の感覚だ。
小さい頃、母の編んだ手編みのセーターを着るのは恥ずかしくて嫌だったことなんかを、編みながら思い出していた。
ラベンダー色の毛糸で、縄編み(縄のようにうねうねっとなってるセーターの模様で定番のアレ。)や、かわいい毛糸の玉なんかがついた、今思えば、なかなか凝ったデザインで手間暇かけて作られていたものだったと思うのだが、当時の私は、他の子が着てるさらっとした既製品のセーターのほうが数倍おしゃれに見えて、うらやましかった。
でも、母にそれを言ったらきっと悲しげな顔をすると思っていたので、だまっていつもしぶしぶ着ていった。
だから、世に言われる、「手編みのセーターが重い。(気持ち的に)」という感覚は、幼心になんとなく理解していた。笑
今はまったくやらなくなったが、パッチワークや編みものなんかが好きな母(当時流行っていたのだろう)だったので、幼い頃、いつもチクチク編み編みしている母の姿を覚えている。
その傍らでその姿を見て育ったのも、こういう作業がわりと好きな理由かもしれない。
雪国の寒い冬、ぼんぼんに暖房を焚いた温かい部屋でこたつに入って、お茶を飲みながら編み物をしてる母の横でお絵描きしたり、本を読んだりしていたあの頃、私は守られていて、とても安心していた。
なにも特別ではなかったが、あれは私にとってとても「幸せ」な時間だったんだなぁ、と思う。
「幸せ」とはなんなのだ、と聞かれても、今でもよくわからない。
ただ、もしかしたら、こんな感じかな~。というのは人それぞれにあって。
匂い、味、手触り、音、景色など。極めて「雰囲気もの」なのかも。
私にとって編み物が楽しい理由は、その頃のあたたかな感覚を条件反射的に思い出せるからなのかも知れない。
しばらくはまりそうだ。
2015/07/06
雨
雨続きの関東。
またもや久々の更新になってしまいました。。。汗
2015年、下半期はもう少し更新していきたいなと思ってますので、気まぐれにお付き合いいただければ幸いです。
さて、この梅雨空の下、出かけるには鬱陶しいけれど、家の中で雨を感じるのは昔から嫌いじゃないです。
今年はベランダで朝顔を育てているので、一雨毎にその成長を見守るのがとてもうれしい。
雨に打たれた植物の、なんとも言えぬ色気が大好きです。
しかし、職業柄、度々長期で家を空けてしまったりして枯らしてしまうことも。
その度に自分のふがいなさと罪悪感で悲しくなっておりました。
10年ほど前に、大阪へ移住する友人から受け継いだ「クワズイモ」という観葉植物。
こんなやつ↓
別名「出生芋」という名前もついており、昔から縁起ものの植物としても知られてるらしいです。
他の植物が枯れても、この子だけは長年たくましく生きながらえてくれていたのですが、ついに今年の冬、枯らしてしまいました。。
何度か枯れそうになってもその度に復活してた強い子だったので、粘り強くお水をあげたりしてみたものの、いっこうに兆しもなく。。さすがに諦めよう、と、先月、悲しい気持ちで枯れた根を捨てようと土を掘り起こしていたところ、コツン。とスコップの先に引っかかった直径1cmくらいの小さな球根らしきもの。その後もいくつか同じようなものが出てきました。
これはもしや!と思い、土をはらい、小さな植木鉢に植え替え、お水をあげ、待つ事数週間。
ある日ベランダの窓を開けると、
うぉぉぉぉぉ♥︎
小さな葉っぱがが出ておりました。
あらためてこの子の生命力の強さに感服。
厳しい環境下で、なんとか生きながらえる為に
土の中、したたかに眠って再び芽を出す日を待っていたのね。
人は、表面上でしか、なかなかモノを計れないから、すぐにいろんなこと、ものをゴミ箱に捨ててしまうけど、それってもしかしたら、その下に眠っている大事な何かまで捨ててしまっているのかもしれないね。。
もっと広く深い視野でものごとを見渡せたせるようになりたいものです。
第三の目がほしぃ〜!
クワズイモちゃんから、大事な事を教わった気がしました。
そんな今日この頃。
今月、来月と東京や札幌でライブがあります。まだ告知されてないものもいくつか。
情報はこのHPのNEWS随時更新していきますので、よろしくね。
皆様もよき雨の日を。
♫最近雨の日によく聞いてるBGM ↓
2015/01/02
新
2014/10/06
杮
杮。
秋の味覚のアレじゃありません。
とパソコンで書いても、わからないですよね。。
タイトルは「杮」「こけら」と読みます。
「こけらおとし」の「こけら」です。
漢字で表すと果物の「柿」「かき」とほぼ一緒なんだけど、右のつくりのヘタと実の部分(?)が離れてるのが「こけら」繋がってるのが「かき」なんだそうな。
この「こけら」っていうのは、木のくず。
木造建築などで柱を削ったりした時にでる木屑を杮(こけら)と読んだそうな。
新しい建物を建てるとき、それらを払うことから、「こけら落とし」という言葉が生まれたんだって。
新しい様をそのまま表現するのではなくて、新しいものが出来る時の所作を表す言葉でもって表現する。。
日本語って素敵だわぁ。。それを風情と呼ぶのでしょう。
さてと。。。
ずいぶんと前回の更新から時間が経ってしまいました。。
今はもぅ〜秋〜♫
NEWSのほうも更新してなかったんですが、色々ありました。
8月の洞爺の佐々木ファームさんのイベントは会場まで行ったものの、一日目が残念ながら豪雨につき中止。
そこから急遽、当日決定、決行で札幌のSurrさんでライブ。
急な御願いにも関わらず、快くお店を貸し出していただいたSurrの田中さん、そして早朝からのドタバタにお付き合いいただいた(Key.)Shinさん、(Gt.)森五くん、さらに急遽札幌ライブで参加してくれた(Dr.)カズさん(Ba.)大也くんにこころより感謝です。
佐々木ファームさんのイベントに出れなかったのはとても残念だったけれど、次回、音楽でお返しできる日が来ると信じて。
帰ってきたらヘトヘトで、ほぼ一日眠り続けたけど、行きも帰りも笑いどころ満載で、想い出深い旅になりました。
楽しくて頼もしいメンバーがいてくれたからこそ。
故郷の札幌で、ハートも腕も素晴らしいミュージシャンの仲間が最近また増えてきて、とっても嬉しいです。。本当にありがとう。
9月は、CHARAおさんの23周年のお祝いにトリマトリシカで一緒だった平岡恵子ちゃんと一緒にコーラスで参加させていただきました。
けいこすと久々に声を合わせるの、リハも含めてとっても楽しかったなぁ。。
元々、音楽の世界に入る前から大好きだったCHARAの音楽。
CHARAおさんの声に自分の声を重ねる機会があると、たまに不思議に思えるし、とても嬉しい。
その時々でいろんなメッセージを与えてくれる彼女の音楽は、私にとって今までも、これからも大事なたからものの一つです。
23周年おめでとございました♥️
その翌日はChara×The Novembersで新宿リキッド。
前日とは全く違うオルタナな雰囲気。この編成に参加させていただくのは初めてだったんだけど、すごく楽しかった。
ちょろりちょろりと色んな楽器もやらせてもらったり。ボーカルももちろん楽しいけれど、音の世界の一部になって誰かと寄り添ったり会話したりってのが、楽しい。。
まだまだ音楽は深くて、私はまだほんの入り口に立ってるに過ぎないな。。
そして、最近は久しぶりに東京にてライブを。
かれこれ長いお付き合いになる歌姫Yo Hardingちゃんと。
NYと日本、その他(?)をいったり来たり、世界を股にかける歌うたいです。
Yoちゃんはいつも目が離せない、とっても興味深い人。
音楽もいつも何か新しいことにチャレンジしていて、刺激を受けてます。
当日もそんなYoちゃんに魅了されたお客様たちがたくさん来てくれました〜。
現在初のアルバム製作中だとか。。とっても楽しみだわ〜。
そして、当日はゲストにその昔、Yoちゃんと出会うご縁を作ってくれたプロデューサーの浅田祐介さんも歌いに来てくれました♫
縁が縁を呼んでまた広がってゆく。
私のほうは、大沢拓也氏と佐田慎介氏の贅沢二本ギターで、かなーり昔の曲から、現在の曲まで色々と歌わせていただきました。
かなーり昔の曲ってまわりまわって、今新鮮に響いたりするんですよね。
元々の曲が持ってる強さありきなんですけど。。
ライブの模様を録ってくれた方が、youtubeにいくつか載せてくれてます。
いろいろ、荒いですが、そこはライブということで、よしなに。。。
なみだのうみ http://youtu.be/FrzEvqPZra4
Salute http://youtu.be/EtsFzCXiHOs
ハートに火をつけて http://youtu.be/FmUrcyUN8Us
さて、今後は今のところ自分ライブの予定はありませんが、またやるときは、
早めにこちらにインフォ載せます!(今回は二日前とかになってしまったので。。。汗)
実はレコーディングもこつこつやっております。。笑
だいぶはしょった日記になってしまいましたが、また更新しまーす。
あ、そういえば、この夏、お引っ越しもしました。
今までとは勝手の違う街にも少しずつ慣れてきつつあります。
杮を落とす気分で新たな秋を迎えましょう。かきじゃないよこけらだよ。(しつこい)
2014/07/24
言
梅雨、あけましておめでとうございます。
真夏です。
メラニンを吸収しやすいくせに日焼け止めを塗るのが面倒くさい私は毎年、首の後ろと襟ぐりと足の甲と腕だけがやたら黒い、まだら日焼け女になってお風呂の時に一人で笑うのが恒例でございます。
SNSで読んだ記事、「脳と言葉の関係について。」
脳は悪口や不愉快な言葉を、たとえそれが他人に対して発した言葉でも、脳での受け止め方は、自分に対して言っているのと同じストレスがかかっている、とかいう内容の。。。まぁこの手の内容はよく耳にしますが。
言霊。と言われる所以もきっとここから来るのでしょうね。
そこで、昨日、猛暑の中朦朧としながら歩いていた時に、あえて、
「ああぁー!すずしぃー!めっちゃすずしいわぁー!はー!」
と口にしながら(わりとでかい声で。)歩いてみましたら?あら、不思議!!
身体がかすかな風を意識するようになり、若干体感が涼しく!!
。。。なったような気がしたのです!いやほんまに!
「あーもうあちーわ。あつすぎる。。。」と言って歩いていた時よりは確かに何か違ったような、あくまでも「気がした」レベルなんだけど。
「ようは気の持ちよう」という言葉も、単純に人を鼓舞するためだけの言葉ではなく、先人による
人間の心理学と科学に基づいてるんだろうね。すごいわー。わかっちゃいたけど、体感すると楽しいね。
冷蔵庫の麺つゆを麦茶と間違って思い切りのんだ一口めの味覚の妙!!とかね。
あ、これは言霊とは違うか。汗
まぁでもこれも脳の「先入観」の強さを表してるよね。
どーう?これ夏の自由研究に!!・・・誰もやんないと思うけど。
というわけで、今後しばらく、この実験(寒暖だけに関わらず)は続けてみたいと思っている次第です。
あぁ、なんてくだらない話をだらだらと、すいません!
えーと、この一ヶ月ほどもいろいろとありました。
まず、初体験を二つほど。
故郷の北海道で、音楽専門学校の特別講師の機会を頂きました。
って、講師て!!
私が伝えられることってなんだろう。。。唇にヘルペスができるくらい考えあぐね、結局でた答えは、私自身の経験を素直に話す。それしかありませんでした。
だって普段ボイトレの先生とかをしているわけでもないし、その私がいきなり、「ボーカルとは!」と語ったところで説得力に欠けるしさ。
個人個人とお話しすることが出来なかったので、具体的なアドバイスなどを必要としていた方には物足りなかったかも知れませんが、自分の今お話できることはお話させていただいたと思います。
普段、講師、という職業をやってらっしゃる方々ってすごいな!!と自分が経験して改めて感じました。
そして、その数日後には同郷のギタリスト佐田慎介くんからお誘いいただいたセッションライブに参加!
いやー楽しかったです。
しばらく自分メインで歌うことからなんとなぁく遠ざかっていたのですが、あぁぁやっぱり楽しいな。と、バンドを始めた頃の気持ちが蘇るようでした。
慎介くん以外のメンバーの皆さんは、初めましての方々だったのですが、揃いも揃って実力もハートも素敵なミュージシャンばかり。
リハ風景↑
本番後↑ あ、本番の写真がない。。だって楽しかったんだもん(?)
平日にも関わらずたくさんの方に足をお運び頂き、ありがとうございました!
左からShin(Key.)山本一(Sax.)佐々木和徳(Dr.)田中大也(Ba.)加藤哉子(Vo.)佐田慎介(Gt.)
お世話になった札幌のライブハウスSurrさんにも感謝!http://surr.info
そして、大好きな夏の北海道でまた歌わせていただける機会が。
8月5日に洞爺湖で行われるTOYA ORGANIC RESORT FESTIVAL 2014にて、LIVEさせていただくことになりました。
洞爺の自然と食を思い切り楽しむイベント。夏の北海道、とても楽しみです♫
一緒に演奏してくださるのは、上記の札幌のセッションでご一緒させていただいたShinさん(Key.)と齋藤森五さん(Gt.)です。これまた楽しみであります!
ご家族で楽しめるイベントのようなので、夏休みのご予定にぜひ。
詳細はこちら↓
2014/06/29
活
ここでお知らせするのが直前になってしまいましたが、お時間ありましたら、ぜひ!
■7月2日 札幌Surr OPEN:19:00 START:19:30
急遽、素敵なメンバーのセッションライブに呼んでいただきました。
「好きです♡札幌〜白い恋人たちの集い」
vo.加藤哉子 sax.山本一 gt.佐田慎介 key.Shin Bass.田中大也 Dr.佐々木Kazoo和徳
詳細はコチラ↓
2014/06/20
上
あれあれ。。。また時間が空いてしまいましたが。。。
ふいに。
しばらく自分の歌をご無沙汰していたので。
新曲。。。といっても曲ができてからはけっこう経ってるんですが、
オリジナル曲のDemo音源をちょろっと期間限定でサウンドクラウドにアップしてみたょ。
よかったら聴いてみてね♥
「彼にタッチしたい」
vocal : Kanako Katoh
produced & arrangement : Takuya Osawa
music : Takuya Osawa
words : Tack&Kana
2014/05/05
想
ご無沙汰しております。
最近はもっぱら近況をFaceBookにあげてしまうので、ブログがおろそかになりがち。。。
という言い訳はここまでにしまして。
先日、某現場の某Nさんに、「ブログ見てますよ〜」「毎日更新してくださいよ〜」
と言われ、きっとその場のノリで言っているだけだろうなぁと思っていたら、HPがリニューアルされたり、玄米ダイエットのことを知っていたので、どうやら本当に覗いてくださっているらしい。。。
普段の私のお仕事(作詞やコーラス)は、個人商店(フリー)なので、知り合いからのご紹介案件などがほとんどなのですが、このHPが出来てから、コンタクトのところからお仕事の話をいただいたり、と、わずかながらでもこうしてここを覗いてくださっている方がいるのだということを、今更ながらに感じてありがたいな、と。
なのでもうちょっとちゃんと更新しよかな。。。と。。。
えー。。。だからといって、セレブなお店のランチですとか、今日の私服コーディネートとか、
芸能人のアメブロ的なもので皆様を楽しませることは到底できないのですが、
よろしかったら今後ものらりくらりと更新して参りますので、おつきあいいただければ幸いです。
四月は、玄米ダイエット明けから箍がはずれたかのように、色んなライブを観に行ってました。
洋・邦ジャンルもなにもかもごっちゃごちゃ。でもそれがよかった。
しかもすべてほぼ前情報なしで行ったので、素直に感じることができたというか。
喜び、哀しみ、楽しさ。怒り以外のすべての感情で満たされた。
中でも印象的だったバートバカラック@ビルボード東京。
何曲か弾き語りをしてくれたのだけど、中でも「アルフィー」という曲に感情の箱がぱっかり開いてしまって大変でした。。
作った本人には叶わない説得力。
「愛」という言葉を私は、なかなか気軽に使えないのだけれど。
でも、やっぱり、あの説得力は何かと問われたら「愛」と答えるしかない気がした。
歌い方、で言えば、まさに「味」。
バカラックの楽曲に共通して言えることだと思うんだけど、すべてに「夢」があって、
優しくて、かなしい。
「かなしい」は「悲しい」と漢字で表すけれど、昔は「愛しい」と書いて「かなしい」と読んだ。
その「愛しい」にきっと近い。
たとえば、人生の終わりに、幸せだった時を回想できる時間を与えてもらえるのなら、バックで流れる曲はバカラックの曲であってほしい。。。とか、そんないろいろを思い巡らせながら、涙があとからあとから。。そしてワインをぐいぐい飲み干していた私。。。汗
いやー行ってよかった。
どうしようもなくココロを持っていかれる瞬間。
やっぱり音楽はかっぱえびせん。